ゲームの話題で政治を語ったり、スポーツの話で選手個人の人格を叩いたり…。
言いたくて言いたくて、仕方がない!その気持ち、本当に分かる。
でも、止めませんか?そういうの、子供ですから。
中途半端に「煽り口調」ですが、まずこの言葉。
「
『MOTHER』ファンに、悪い人はいない」
これは、比較的(かなり?)信用できると思います。私も信じてます。
でも、
「
『MOTHER』ファンの信条は、正しい」
これは間違いです。
「『MOTHER』の糸井さんは尊敬するが、それ以外の分野の糸井さんは別だ」
「もし『MOTHER』ファンを公言する人が選挙に立候補しても、投票しない」
具体的にはこんな感じで。
「MOTHER3 愛のテーマ」を歌われた大貫妙子さんが、
柏崎刈羽原発の廃炉を求めるネット署名運動に賛同者として参加されたようです。
これ自体は、特に何も。
あえて言うなら「何言ってんだと思った」なレベルです。
もう一つ言えば、「おやすみなさい、柏崎刈羽原発」というネーミングが胡散臭い。
私は支持しませんが、ぜひとも頑張っていただきたい。
でも、あえて言うなら、説得力がないんですよね。
柏崎刈羽原発があれこれで危険だ、うん、それは分かった。
だけど、ただ止めろと言うだけで、その先の現実的な代案も何も示してない。
それ以前にその署名サイトも、ここMOTHER Partyもそうですが、
原発で発電された電気も無ければ、より多くの目に留まらないんですよね。
私の地元にも浜岡原発がありますが、
あれが無ければ、地元で必要な電力のいくらかは足りなくなる。
それで、「
大貫さんには失望した」感が強いです。
FMラジオ「J-WAVE」で毎週水曜深夜に放送されている番組で、
大貫さんはエコロジーなライフスタイルをよく語られる。
シャンプーの代わりに石鹸を使うとか、エアコンを使わないとか。
それ自体は、それでいいんでしょう。
だけど、これ大貫さん以外の人が全員出来ますかねぇ。
と言うより、出来ないと思います。
シャンプーじゃない髪を洗える石鹸、高いんですよね。
着色料が使われてないハム、高いんですよ。10枚切りで300円くらい。
庶民がホイホイ買えるとは、ちょっと思えない。
今年の夏、暑いどころか気が狂いそうでしたね。
あの暑さを我慢するほうが、余計体を悪くします。
エアコンをつけたほうが、体にプラスになる。
そして、柏崎刈羽原発停止の影響で電力需要が…という話も。
あと車メーカーは、郊外にショッピングセンターができると儲かる。
そこに行くための車が売れるから。地元では特に浜松でよく聞く話。
でも、互いの利害関係を考えれば、そう簡単に「〜しろ」なんて出来ない。
こういうことがありながら、今回前述のような署名に賛同というのも、
どうも説得力がないというか、ちょっとどうなんだ?と思う。
まだ具体的な対案を示した署名なら、説得力が違ってたのに。
自分よりずっと人生の先輩の大人なのに、
自分のような年齢だけ成人の人間ですら、疑問に思うことをされる点で、
私は「
大貫さんには失望した」んですね。
大貫さんがエコロジーに頑張っておられる傍らで、
自分は25年モノのオーディオで、
電気を余さず使って「MOTHER3 愛のテーマ」を聴いている。
自分と大貫さんは「MOTHER3 愛のテーマ」は共有出来ますが、
こういう信条は、絶対相容れないだろうなあと思います。
(中身の信憑性云々に関わらず)
こういう本もあるように、
まあ偽善とまでは言わないけれど、
自分は環境に良いことをするのが「良い人」だとは絶対思わない。
節電はするけれど、それはあくまで無駄な電気代を払いたくないだけ。
確かにラジオで「自民党独裁政権が続いてる」なんて、
北の独裁政権と同一視するかのようなコメントをしていた時点で、
こういう社会的方面は、案外浅いんだろうかと感じていたんですが。
言い方は悪いし、こんなこと言う自分も何も知らないひよっこだけど、
これでは「何にも分かってない人」だと思われてしまうのを、
大貫さんは考えたんでしょうか。
あの番組、選曲が良いのでずっとDVDレコーダーで録音してて、
この署名がどうとかに関わらず今後も録音していきますが、
真面目にトークの中身を鵜呑みにするリスナーっておられるのかどうか。
メールなども「大貫さんの意見に賛成です」なものが多いけど、
あれも、逆に冷やかしで届いてるんじゃないかと思っちゃうなぁ。
反論意見を送ったら、読んでくれるのかな。
歌手としては、間違いなく一流。「愛のテーマ」は素晴らしい。
だからこそ、こういうつまらないことで失望を買うのはあまり良くない。
損しちゃってる。
また、某番組で「芸人」という立ち位置のまま諸問題に殴り込んでいる、
自称『MOTHER』ファンのあの方は、さすがに悪態が過ぎた。
これも言葉が悪いですが、「恥も何もかも晒しまくった」。
ちょっと前に糸井さんと対談した貯金が、逆に負債の山。
『MOTHER』に限れば仲間…と言えないところまでやっちゃった感が。
一方、「
糸井さんはうまい」と思う。あらゆる点で。
糸井さんは『MOTHER』も含めた「ほぼ日」を中心にした範囲しか、公じゃ語らない。
もちろん糸井さんだって、信条は自分とは相容れないかもしれないけど、
糸井さんは、それを滅多に表に出さない。
もし出しても、本当に軽くほのめかすバニラエッセンス的レベル。
(それ自体が正しいか否かに関係なく)周りを読まずに話題を振って、
白けさせるようなことをしない。
だから、糸井さんには厳しい「アンチ」的な勢力が見当たらない。
あまり好きじゃなくても、会うとファンになってしまう。それが糸井さん。
PRESS START 2006、そして
握手会で会ったときの興奮は、今も忘れない。
自分の考えを、誰にでもさわりの良い「コピー」として発信する、
本当に、明確、的を得ているという意味で「分かりやすい」。
まさに「コピーライター」という天職に生きる、男の中の男のような。
そこに痺れる、憧れるとは言ったものですが、率直に「羨ましい」。
小泉さんにも似た魅力が、糸井さんにはありますね。
ファンの中にも礼儀あり。
『MOTHER』ファンの範囲にとどめる、これで必要十分。
MOTHER Partyのアポロ船長は、『MOTHER』ファンのアポロ船長。
他のネタなら、他の場所でも十分。公私混同は慎むが吉。